こんにちは、今日も英語勉強中のはるちゃん先生です。
英語を勉強したい!
そう思ってアプリを探してみたけれど、
「種類が多すぎて、どれを選べばいいかわからない…」
と感じたことはありませんか?
特に初心者の場合、「とりあえず無料で始めてみよう」「人気ランキングの上の方から試してみよう」と選びがち。
でも、なんとなく選んだアプリって、気づけば使わなくなっていたり、3日坊主で終わってしまったりすることも多いんです。
なぜかというと、アプリを選ぶ前に“自分が英語でどうなりたいか”を考えることが抜けているから。
英語が話せるようになりたいのか、文法をやり直したいのか、TOEICの点数を上げたいのか――。
その目的によって、必要なスキルや学習内容は大きく変わってくるんです。
アプリはあくまで、英語学習をサポートしてくれる道具。
自分に合った道具を選べば、英語の勉強は「続けられる・効果が出る・ちょっと楽しくなる」ものになります。
それで今回の記事では、
初心者が自分に合った英語学習アプリを見つけるための考え方
を、目的別・スキル別にやさしく解説していきます。
この記事ではたくさんのアプリをリストアップしてご紹介するわけではありません。
でも、「どれがいいの?」と迷っている方が、納得して“自分にぴったりの1本”を選べるようになるヒントをたくさんご紹介しますね。
それではまず、「目的がはっきりしていないと、なぜアプリ選びがうまくいかないのか?」を一緒に見ていきましょう。
「目的」があいまいだと、アプリ選びは失敗しがち
英語学習アプリを選ぶとき、多くの人が最初に思い浮かべるのは
「どのアプリが人気なのか?」「無料で使えるのはどれか?」
といった“表面的な条件”です。
もちろん、それも大切なポイント!
ですが――実は、それよりももっと大事なのが
「あなたが英語を学んでどうなりたいか」
つまり目的をはっきりさせることなんです。
なぜなら、目的があいまいなままだと、数あるアプリの中からどれを選べばいいのか判断する材料がなくなってしまうから。
例えば、「英語が話せるようになりたい」という人でも、その中身は人によってまったく違います。
- 旅行先で困らない程度に話したい人
- 英語で日常会話を楽しみたい人
- ビジネスで通用する会話力を身につけたい人
- TOEICや英検など、試験対策を通じて話す力も伸ばしたい人
それぞれが必要とするスキルも、取り組み方も違います。
にもかかわらず、目的があいまいなまま人気アプリを手に取ってしまうと、「なんだか難しいな」「思っていたのと違う…」ということになりがち。
そして残念ながら、そうした“ちょっとした違和感”が積み重なって、いつの間にかアプリを開かなくなってしまう…というケースは本当に多いのです。
はるちゃん先生も英語学習アプリ大好きなので、これまで、レビューも多く評判もよさそうなアプリを色々と試してきました。
でも、どんなに人気のアプリでも、自分の目的にフィットしなかったり、説明の仕方がピンと来なかったりすると、結局続かなかったんですよね。
その時に気づいたのは、「いいアプリかどうか」も大事だけど、「今の自分に必要なものを満たしてくれるかどうか」の方がずっと大切なんだ、ということ。
つまり、英語学習アプリは“良し悪し”だけで選ぶのではなく、“自分の目的に合っているかどうか”で選ぶべきなんです。
「日常英会話を楽しみたい人」にはぴったりのアプリでも、「TOEICの点数を上げたい人」には合わないし、その逆もまた然り。
だからこそ、アプリを探し始める前に一度立ち止まって、
「私は、英語ができるようになって、どんなことがしたいんだろう?」
と考えてみることをおすすめします。
それがはっきりすれば、数あるアプリの中から「これは今の自分に必要なツールかも」と自然に判断できるようになります。
そして、自分に合ったアプリを選べれば、学習はグッと続けやすくなるし、成果も感じやすくなってくるんです。
では、どうすれば“自分の目的”を見つけられるのでしょうか?
次は、それを見つけるためのヒントをご紹介しますね。
あなたの目的は何ですか?自分に問いかけてみよう

「うーん、そもそも私、何のために英語を勉強したいんだっけ…?」
と戸惑ってしまう方もいるのではないでしょうか。
大丈夫、それってごく自然なことなんです。
英語の勉強を始めるきっかけって、人それぞれですよね。
- 英語が話せるようになったらかっこいいなと思った
- 旅行先でもっと現地の人とコミュニケーションとりたいと思った
- 何となく自己投資の一環として
…そんな気持ちから始めた人も多いはず。
では、アプリを選ぶステップで、その「きっかけになった気持ち」をもう少し深掘りしてみましょう。
それが、自分にぴったりの学習スタイルやツールを見つける第一歩になるからです。
自分の目的を見つけるための3つの質問
ここでは、目的を見つけるためのシンプルな質問を3つご紹介します。
実際に、ノートやスマホのメモアプリなどに書き出してみるのもおすすめです。
① 英語ができるようになって、何がしたいですか?
たとえばこんな答え方が考えられます:
- 海外旅行で現地の人と話したい
- 洋画を字幕なしで観たい
- 外国の友達とSNSでやりとりしたい
- 仕事で英語メールを書けるようになりたい
- 子どもに英語を教えてあげたい
こうした「やってみたいこと」は、あなたにとっての“モチベーションのみなもと”になります。
そして、その目的によって、必要なスキルや使うべきアプリも変わってきます。
② 英語学習で苦手に感じることはありますか?
この質問は、アプリを選ぶときの大事なヒントになります。
たとえば:
- 文法がよくわからない
- 単語が覚えられない
- 聞き取りが苦手
- 英語で話すのが恥ずかしい
苦手な部分がわかれば、そこを補える機能のあるアプリを選べますし、「学びたいこと」と「避けたいこと」の線引きにもなります。
③ 英語が使えたら、どんな場面で嬉しいと思いますか?
これは、“なりたい未来の自分”を想像する質問です。
なるべく具体的なシーンをイメージしてみてください。
たとえば:
- 空港で迷っても、英語で質問できたらかっこいい!
- 海外のレストランでスマートにオーダーできたら気持ちいい
- オンライン英会話で、先生と笑って話せたら嬉しい
- TOEICのスコアが上がって、ちょっと自信がついたらうれしい
こうした未来像が浮かんでくると、「そのために必要な力は何か?」が自然と見えてきます。
目的が見えると、選ぶべきアプリの“軸”が決まる

これらの問いに答えていくと、
「今の自分にはリスニングを鍛えるアプリが合っていそうだな」
「文法の解説があるアプリが必要かも」
「アウトプットできる環境が欲しいな」
…というふうに、アプリ選びの“判断基準”が明確になっていきます。
つまり、「何となく人気だから」ではなく、「今の自分に必要だから選ぶ」という目線が持てるようになるんです。
次は、こうして見えてきた“目的”から、実際にどんなスキルが必要なのか、そしてそれを支えてくれるアプリの特徴について見ていきましょう!
目的に応じて変わる、必要な英語スキルとは?
自分の目的が見えてきたら、次に考えたいのが「その目的を叶えるために、どんなスキルが必要なのか?」ということ。
英語と一言でいっても、学ぶべき内容は実にさまざまです。
単語を覚える・文法を理解する・話す・聞く・読む・書く…
これらすべてを一度に伸ばすのは難しいので、まずは目的に合わせて“必要なスキルをしぼる”ことが大切です。
ここでは、よくある4つの目的に合わせて、必要なスキルを簡単に整理してみましょう。
英語学習の目的①:海外旅行を楽しみたい
「旅行で英語を使ってみたい」「道を聞いたり、お店で注文したりできるようになりたい」
こんな方に必要なのは、日常的な会話力とリスニング力です。
特に「相手の言っていることを理解できるか」「自分の気持ちをシンプルに伝えられるか」が大事なポイント。
加えて、挨拶・質問・支払いなどの基本フレーズの暗記も役立ちます。
※会話力を高めたい方におすすめのアプリは、今後のシリーズ(7〜8月)で特集予定です。お楽しみに!
英語学習の目的②:英文法を基礎からやり直したい
「中学英語からやり直したい」「文法に苦手意識がある」
そんな方に必要なのは、文法の基本的な理解と、その使い方の定着です。
知識だけではなく、実際の例文を通して「こうやって使うんだ!」という実感を持つことが大切です。
文法の基礎をやり直したい方には、優しい解説付きで学べるアプリがおすすめです。
関連記事はこちら▼
[大人のやり直し英語にぴったり|無料で学べる英文法アプリおすすめ3選【2025年版】]
目的③:TOEICでスコアを上げたい
「就職や転職のためにスコアが必要」「数字で自分の英語力を証明したい」
この目的を持つ方は、幅広いスキルをバランスよく鍛える必要があります。
特に重視されるのは、文法、語彙、リスニングの3つ。
問題形式に慣れることも重要なので、模試形式の演習や出題傾向に特化したアプリが有効です。
次回(5/31)公開予定の記事▼
「初心者の英文法やり直しに|スタディサプリENGLISH〈TOEIC対策コース〉活用ガイド」
目的④:英語で書けるようになりたい
「英語日記を書いてみたい」「SNSやチャットで英文を書きたい」
このタイプの方には、**英文を組み立てる力(=文法)と、実際に書いてみる練習(=アウトプット)**が必要です。
最初は1日1文からでもOK。英語日記など、書く習慣をサポートしてくれるアプリがおすすめです。
添削機能や例文が豊富なものを選ぶと、安心して書けるようになります。
関連記事はこちら▼
「【2025年版】初心者に優しい英語日記アプリ5選|使いやすさ重視の厳選ランキング」
目的⑤:外国の人と楽しくおしゃべりしたい

「外国の人と楽しくおしゃべりしたい」
この場合に必要なのは、リスニング力と、日常会話でよく使うフレーズを口に出せる“反応力”です。
文法や発音よりも、「通じる楽しさ」や「話が続くこと」を重視すると、学習も長続きしやすくなります。
シャドーイングやAI英会話など、気軽に話せる環境を作ってくれるアプリが向いています。
スピーキング練習は、間違いを気にせず話してみることがいちばんの近道です。
※会話力を高めたい方におすすめのアプリは、今後のシリーズ(7〜8月)で特集予定です。お楽しみに!
目的に合わせた“学び方”が見えると、アプリも選びやすくなる
「英語が上手になりたい」という願いは同じでも、目的によって“必要なスキル”がこんなに違うことが分かったのではないでしょうか?
アプリを選ぶときは、「何が有名か」よりも、「今の自分に必要な力が伸ばせるか?」を軸に考えてみてくださいね。
まとめ:アプリ選びは“自己理解”から。なりたい自分を見つけて、学びを続けよう!

英語学習アプリは、本当にたくさんの種類があります。
もちろん、「人気ランキング」や「おすすめ●選」も参考になります。
とはいえ、やっぱりいちばん大切なのは、今の自分に合っているかどうかです。
まずは、「自分は英語を使って何をしたいのか?」という目的を明確にすること。
その目的に合ったスキルを整理し、それを伸ばせるアプリを選ぶ――
この順番がしっかりしていれば、アプリ選びで迷うことも、三日坊主になることも減らせます。
英語学習は、誰かと比べる必要はありません。
自分にとっての「なりたい姿」に向かって、無理なくコツコツ続けていくことが、いちばんの近道です。
今回の記事では具体的なアプリをあまり紹介していませんが、その代わり「自分に合った1本」に出会えるよう、考え方のヒントを詰め込みました。
ジャンル別のおすすめアプリについては、別記事でもご紹介していますので、そちらもぜひ参考にしてくださいね。
次回は、文法力・語彙力・リスニング力を総合的に伸ばせるアプリ「スタディサプリENGLISH(TOEIC対策コース)」について、詳しくご紹介する予定です。
大人の英語やり直しや英語初心者の人になぜ「スタディサプリENGLISH(TOEIC対策コース)」なんでしょうか?
はるちゃん先生なりの深い理由があるので、ぜひ楽しみにしていてください。
これからも、自分に合った方法やペースで、楽しく英語学習していきましょう、
はるちゃん先生といっしょにね。