英語が話せないのはなぜ?大人に多い3つの原因と克服のヒント

タブレットを手に、英語を話そうとして言葉に詰まり、困った表情を浮かべている女性。隣に“…”の吹き出し

こんにちは、今日も英語勉強中のはるちゃん先生です。

実はつい最近まで、TOEICに向けて集中的に勉強していました。

文法も単語もリスニングも、以前よりぐっと手応えがあり、「一つ上のステージに上がれたかも」と感じています。

でも――

実際に話そうとすると、思った以上に言葉が出てこない…。

でもこの悩み、実はあなただけじゃありません。

多くの大人が、同じような壁にぶつかっているんです。

だからこそ――

“話せない”原因を知れば、突破するヒントも見えてきます。

この記事を読むとこんなことが分かります
  • 英語を「話せない」と感じる大人に多い3つの原因
  • それぞれの原因に対する具体的な克服ヒント
  • 今日から始められるスピーキング強化の小さな一歩

それでは、さっそく一緒に見ていきましょう。

次は「そもそも英語が話せないのは“才能”のせいではない」というお話から始めますね。

英語が話せないのは“才能”のせいじゃない

「英語が話せないのは、自分に語学の才能がないからかも…」

そんなふうに感じたこと、ありませんか?

はるちゃん先生も、正直、これまでの英語人生で何度も思ってきました。

でも実際には、「話せない=才能がない」ではないんです。

話せないのには、ちゃんとした“理由”があります。

特に大人の場合、「英語を話すこと」に対して特有の壁を感じやすくなります。

  • 子どものように失敗を恐れずに口に出せない
  • 正確さにこだわりすぎる
  • そして何より、話す練習の機会が圧倒的に足りていない

英語を話せるようになるために必要なのは、

  • 誰でも持っている知識の使い方を変えること
  • 少しずつでも“口を動かす習慣”を作ること
  • そして、自分の中の「話せない理由」に気づくこと

そう、英語が話せないのは“才能の差”ではなく、壁の存在に気づいていないこと、そしてその壁を越える方法をまだ知らないだけなんです。


このあとご紹介するのは、はるちゃん先生自身の経験や、多くの大人がつまずく「英語が話せない」3つの原因と、それぞれに合った克服のヒントです。

自分のことに当てはまるな…と思ったら、ぜひその部分から取り組んでみてくださいね。

英語が話せない原因①:間違えるのが恥ずかしい|大人ならではの心理的ブロック

英語を話そうとして恥ずかしそうに本で顔を隠す女性。話すことに自信がない様子

英語を話そうとすると、頭の中でこんな声が聞こえてきませんか?

「これ、間違ってたら恥ずかしいな…」


「変な英語って思われたくない」


「言いかけて止まっちゃうくらいなら、黙ってた方がマシかも…」

実は、こうした気持ちこそが、英語が話せなくなる“心理的な壁”の正体です。

特に大人になると、「正しく話さなきゃ」「笑われたくない」という気持ちが強くなり、つい口を閉ざしてしまいます。

日本の英語教育では、“文法の正確さ”や“テストの点数”が重視されてきたので、「間違える=悪いこと」という意識が根強く残っている人も多いのではないでしょうか。

でも、よく考えてみてください。

私たちが日本語を話し始めたとき、たどたどしい言葉でしゃべっていましたよね?

そうやって母語ですら、間違えながら少しずつ身につけてきたんです。

英語も、まったく同じです。


克服のヒント|「完璧じゃなくてOK!」の環境をつくろう

「間違えても大丈夫」「伝わればOK」という気持ちを育てるために、はるちゃん先生がおすすめしたいのはこの3つ:

① AI英会話アプリや音声入力を活用して“ひとり練習”

  • 誰にも聞かれない環境なら、間違えても恥ずかしくない!
  • 例:「ChatGPT英会話」「Speak」「ディアトーク」など

② “伝える”ことにフォーカスするマインド

  • 「正しい英語」より「伝わる英語」を意識
  • 最初は「単語だけ」「ジェスチャーあり」でもOK!

③ 小さな成功体験を積み重ねる

  • 「伝わった!」という実感が、恥ずかしさを吹き飛ばしてくれる
  • 英語日記や音読を褒めてもらうのも◎

まずは「間違えてもいい環境」を自分に許すことが、英語を話す第一歩。

はるちゃん先生も、今もよく間違えます(笑)。

でも、それがあるからこそ、成長できるんです。

次のセクションでは、「知識はあるのに口から出てこない…」という“アウトプットの壁”についてお話しますね。

英語が話せない原因②:知識はあるのに口から出てこない|アウトプット不足の壁

英単語や文法、リスニングの練習もがんばっているのに、いざ話そうとすると、なぜか言葉が出てこない…。

そんな経験、ありませんか?

はるちゃん先生も、TOEICの勉強を通して「読む・聞く」力は伸びた実感がありました。

でも、“話す”となると、まったく別の力が求められることを思い知らされたんです。

英語が話せない大人にとって、よくあるパターンがこれ:

「意味はわかる。でも、口から出てこない」


「頭では文を組み立ててるけど、時間がかかりすぎる」


「言いたいことはあるのに、英語に変換するのが大変」

これは、インプット(理解する力)に比べて、アウトプット(話す力)のトレーニングが圧倒的に不足しているからなんです。


英語はスポーツと同じ。

テニスでボールを力強く打ち返す女性。英語も繰り返しの練習が大切というイメージ

たとえば、スポーツがうまくなりたいと思ったら、フォームを学ぶだけじゃなく、体を動かして覚えますよね。

英語もまさに同じで、「わかる」だけではなく「使える」ようにしていくことが大事なんです。

特に大人は、頭でしっかり考えてしまうぶん、言葉にするまで時間がかかりがち。

会話に乗り遅れてしまうのは、そのせいかもしれません。

だからこそ、“すっと口から出るレベル”まで練習して慣らすことがポイントなんですね。。


克服のヒント|口を動かすトレーニングを習慣にしよう

スピーキング力は、毎日の小さな積み重ねで少しずつ鍛えることができます。

はるちゃん先生が「これは効いた!」と思ったのは、こんな練習法です:


① 音読とシャドーイングで「口慣らし」

  • TOEICのPart3(会話問題)やPart4(説明文問題)のスクリプトを使って音読・シャドーイング
  • 文章を“自分の言葉”として体に覚えさせる

② ひとりごと英会話で「反射力」を育てる

  • 「I’m making coffee now!」「It’s a nice day today.」など、日常のつぶやきを英語で
  • 最初は中学生レベルの表現でOK!

③ 瞬間英作文で「日本語→英語変換」を高速化

  • 日本語の短文を英語に即変換するトレーニング
  • 例:「彼は毎朝ジョギングをする」→ “He jogs every morning.”

英語を“話す筋肉”は、一朝一夕では育ちません。

でも、毎日少しずつ口を動かすことで、確実に「出てくる感覚」が身についていきます。

次のセクションでは、「そもそも何を話せばいいのか分からない…」という“話題不足”の壁についてお話しますね。

英語が話せない原因③:話すネタがない・会話が続かない|話題・型の不足

英語を話したい気持ちはある。

でも、いざ会話となると「何を話せばいいの…?」と困ってしまう。

これは、大人の英語学習者にとってとてもよくある悩みのひとつです。

特にオンライン英会話などで「フリートークOKですよ」と言われたときに、

「話すことが思いつかない…」


「自己紹介のあと、沈黙になっちゃった…」


「続けて質問できない…」

こんなふうに感じたことはありませんか?

はるちゃん先生も、昔よくありました。

英語の言い回し以前に、そもそも“話題のストック”が足りていなかったんです。


会話には「ネタ」と「型」が必要!

日本語でも、初対面の人と話すときにいきなりスムーズにはいきませんよね。

それと同じで、英語でも話しやすいネタや会話の展開パターン(型)を知っておくことが大切です。

「英語力がないから話せない」のではなく、“会話の型”を持っていないから続けられないだけ、というケースも多いんですよ。

克服のヒント|使い回せる「話題」と「型」を準備しておこう


① 日常英会話ネタ帳を作っておく

日常英会話のネタをメモするように、手帳に書き込む手元

話題がない…と悩まなくていいように、自分専用の「英会話ネタ帳」を作っておきましょう。

スマホのメモやノートにまとめておくと、すぐに見返せて便利ですよ。

以下のように、テーマと話す内容をセットにしておくのがおすすめです。

よく使うテーマ話す内容の例(自分用パターン)
自己紹介住んでいる場所、仕事、家族構成など
趣味映画鑑賞、読書、料理、旅行など
週末の過ごし方家族と公園に行った、カフェで読書
食べ物の好み好きな日本食・海外の料理、苦手なもの
最近の出来事昨日買い物した話、見たテレビの話
天気の話題最近雨が多い、暑くてアイスばかり食べてる

② 会話の型を覚える:「質問→答え→感想→リアクション」

たとえば:

A: What did you do last weekend?(質問)


B: I went hiking with my friends.(答え)
  It was really refreshing!(感想)

A: That sounds fun!(リアクション)
  Where did you go?(会話を続ける追加質問)

質問 → 答え → 感想 → リアクション+追加の質問 の流れを意識すると、自然に会話が続きます。

このように、「感想+質問」のセットを覚えておくと、英会話で沈黙せずにスムーズにラリーが続けられるようになりますよ!

③ 決まった質問フレーズをストックする

  • “What do you do?”(お仕事は?)
  • “What kind of movies do you like?”(どんな映画が好き?)
  • “Do you have any plans for the weekend?”(週末の予定ある?)

→ 自分が聞かれたとき用の答えも準備しておけば安心♪


「話すことがない…」という不安は、事前準備でかなり減らせます。

毎回ゼロから考えずにすむように、“自分だけの英語ネタ帳”を少しずつ育てていきましょう。

スマホのメモに残すのも一つの手。

いつでも取り出せてすぐに使えますね。

話題と型があれば、英会話はもっと自由になりますよ。

まとめ|英語が話せないのは、才能ではなく“壁”があるだけ

英語を話せないのは、決して“語学の才能がないから”ではありません。

多くの大人が、こんな3つの壁にぶつかっています:

英語が話せない3つの壁(おさらい)

  1. 間違えるのが恥ずかしい
     → 心理的ブロックを外して、「伝えること」を大切に
  2. 知識はあるのに口から出てこない
     → アウトプット不足は“口慣らし”で乗り越えよう
  3. 話すネタがない・会話が続かない
     → ネタと型を準備すれば、会話はもっと自由に

壁の存在に気づき、そのひとつひとつを小さなステップで乗り越えていけば、英語は必ず“話せるようになる”力に変わっていきます。

はるちゃん先生も、TOEICでの学びを活かしながら、これからスピーキング力をじっくり育てていくつもりです。

あなたも、きっともっと話せるようになります

焦らず、でもあきらめずに、一緒に少しずつ進んでいきましょうね。

まずはできることから、一歩ずつ始めてみましょう。

はるちゃん先生といっしょにね。


次回予告

次回の記事では、「英語を話したいけど、声に出すのが怖い…」そんな気持ちに向き合います。

『話すのが苦手』を克服する3つの考え方を、やさしく解説していきます。

心のブレーキをそっと外して、一歩踏み出すヒントを一緒に見つけましょう。

次回も、お楽しみに