こんにちは、今日も英語勉強中のはるちゃん先生です。
「英語を話せるようになりたい」と思っているのに、いざ話そうとすると言葉が出てこない…。
「間違えたらどうしよう」「恥ずかしいな」「頭が真っ白になる」——そんな経験、ありませんか?
はるちゃん先生も今でも、英語を話す場面になると「ちゃんと話せるかな」と不安になることがあります。
実は、英語スピーキングが苦手と感じている大人はとても多いんです。
でもその“苦手意識”は、ちょっとした考え方の転換で軽くなることもあります。
この記事では、英語を話すのが怖い・苦手だと思っている大人の方に向けて、心がふっと軽くなるような「意識の持ち方」を3つご紹介します。
無理にポジティブになる必要はありません。
ちょっと見方を変えるだけで、英語がグッと身近になりますよ。
- 英語スピーキングが苦手な理由は“自分だけのものじゃない”
- 話すのが怖くなくなる「3つの考え方」
- 大人でも安心して、スピーキングに一歩踏み出す方法
英語スピーキングが苦手なのは「自分だけ」じゃない
英語が話せないと感じているとき、つい「自分だけがこんなにできてない」と思ってしまいがちですよね。
でも実は、英語を学ぶ大人の多くが同じようにスピーキングに対して苦手意識を持っています。
とくに日本人は「間違えるのが恥ずかしい」という文化の中で育ってきたので、
「文法を間違えたらどうしよう」
「変な発音と思われたら嫌だな」
と考えてしまうのは自然なことなんです。
はるちゃん先生も、英語学習を始めたばかりの頃は
「この発音で合ってるかな…?」
「文型は間違ってないかな」
と心の中で確認しすぎて、何も口に出せないことがよくありました。
でも、ここで大切なのは——
「スピーキングが苦手=英語が向いてない」ではないということ。
苦手意識があるのは、むしろ「ちゃんと伝えたい」という気持ちが強いからこそなんです。
その気持ちは、スピーキング力を伸ばすうえで大きな原動力になります。
だからこそ、まずは「自分だけじゃない」と知ること。
そして、「間違えてもいいんだ」と少しずつ思えるようになることが、スピーキングへの第一歩なんです。
苦手を克服する考え方①|完璧に話そうとしない「間違えても伝わればOK」

英語を話すとき、「正しい文法で言わなきゃ」「発音もちゃんとしなきゃ」と力が入ってしまうこと、ありませんか?
はるちゃん先生も、「文の組み立てがぐちゃぐちゃになったらどうしよう」と不安で、言いたいことがあっても口をつぐんでしまったことが何度もあります。
でも、ネイティブのような完璧さを目指す必要はまったくありません。
むしろ大事なのは、「伝えようとする気持ち」と「伝わること」なんです。
たとえば、こんな英語——
”I go supermarket yesterday.”
(正しくは、”I went to the supermarket yesterday.”)
文法的には正しくないかもしれません。
でも相手には、「昨日スーパーに行ったんだな」と、ちゃんと伝わりますよね。
私たちも、外国の方が片言でも一生懸命日本語を話してくれると、自然と耳を傾けて理解しようとします。
そして、意外としっかり伝わってくるものです。
私たちの英語も、それでいいんです。
実際、世界中の人が「通じる英語」でコミュニケーションをしています。
文法を間違えても、単語を並べるだけでも、伝わればOK。
完璧を目指すよりも、「自分の言葉で伝えてみよう」と一歩踏み出すことのほうが、ずっと大切なんです。
苦手を克服する考え方②|話すこと自体が練習になる「“使いながら”上達する」
英語を話すのが苦手だと、「もっと上手になってから話そう」「もう少し勉強してから」と思ってしまいますよね。
この気持ち、はるちゃん先生も何度も経験しました。
でも実は、その考え方がスピーキングの上達を遠ざけてしまうこともあるんです。
なぜなら——
英語は、“話すことで”しか話せるようにならないから。
文法を覚えたり、リスニングをしたりするのはもちろん大切ですが、「頭の中で理解する」だけでは、いざというときに言葉が出てこないものです。
たとえるなら、英語は筋トレのようなもの。
どれだけ理論を学んでも、実際に体を動かさなければ筋肉はつきませんよね?
スピーキングも同じで、「口に出す」という練習を重ねることで、少しずつ言いたいことが言えるようになっていきます。
たとえ1文でもOK。
「I’m sleepy today.」
「It’s hot, isn’t it?」
そんな簡単な一言でも、自分の言葉で話せたという経験が、自信につながります。
はるちゃん先生も、最初は一人でつぶやく英語から始めました。
「I’m going to cook curry today.」と夕飯の予定を言ってみたり、
「I forgot my umbrella.」と独り言を言ってみたり。
ちなみに今でも、散歩しながら目に入った情景やその時の気持ちを英語で表現してみたりします。
そういう小さな「英語を口にした」という体験が積み重なって、「誰かと英語で話してみようかな」という気持ちが芽生えてきたんです。
完璧じゃなくていい。
少しずつ、口に出していくことが、英語を“自分の言葉”にしていく一番の近道です。
苦手を克服する考え方③|人と比べすぎない「あなたのペースで大丈夫」
英語を話す場面で、まわりの人がスラスラ話しているのを見て、「自分だけできてない…」と落ち込んでしまったこと、ありませんか?
はるちゃん先生も、英語が得意な同僚や、発音がきれいな友人を前に、自信をなくした経験がたくさんあります。
アメリカ滞在中には特に、「なんで私はネイティブじゃないの?」なんて、本気でがっかりしてしまったことも…(笑)
でも、あるとき出会った言葉が、私の気持ちを大きく変えてくれました。
英語がそれほど得意ではない友人が、ニコニコしながらこんなふうに言ったんです。
「英語はそんなに話せないけど、日本語はけっこう得意なんだよね」
「でも、英語もだいぶ話せるようになってきた!」
その満足げな表情に、はるちゃん先生は目からウロコが落ちるような気持ちになりました。
人と比べるのではなく、“以前の自分”と比べて前進していることをちゃんと喜んでいる——
その姿がとても印象的だったんです。
英語学習で本当に大切なのは、「誰かより上手に話すこと」ではありません。

大事なのは、“昨日の自分”よりも少しでも前に進んでいるかどうか。
英語力には、もともとのレベルも違えば、学ぶ目的や生活背景も人それぞれ。
周りと比べても、状況が違う以上、正しい比較にはならないんです。
それよりも、自分の中の小さな成長に気づいてあげることが、スピーキングに対する苦手意識を軽くしてくれます。
たとえばこんなふうに:
- 英語で「おはよう」と言ってみた
- 昨日言えなかったフレーズを今日は言えた
- 英語で独り言が自然に出てきた
こんな小さな一歩も、立派な前進です。
もし誰かと比べてしまいそうになったら、「1週間前の自分と比べてどうだったかな?」と考えてみてください。
英語は、他人と競うものではなく、自分の中でコツコツ育てていくもの。
焦らなくて大丈夫。
あなただけのペースで、あなただけの道のりを進んでいきましょう。
それが、スピーキングの一歩目としていちばん確かな歩みになります。
まとめ|大人の英語スピーキングは「考え方」から変えられる
英語を話すのが苦手だと、「自分には向いてないのかも」と感じてしまうことがありますよね。
でも、ここまでご紹介したように——
少し考え方を変えるだけで、スピーキングへの不安はぐっと軽くなるんです。
たとえば、
- 完璧を目指すより、まずは「伝えること」を大切にすること
- 頭で考えるだけでなく、「話すこと」自体を練習にしていくこと
- 他人と比べすぎず、自分のペースで歩んでいくこと
どれも、大人の私たちだからこそ実践できるアプローチです。
英語は、年齢や過去の経験に関係なく、「今日の一歩」から変わっていける学び。
スピーキングに苦手意識がある方こそ、自分の中の小さな変化に気づきながら、楽しむ気持ちで進んでいきましょう。
まずは、英語で一言つぶやいてみることから。
たとえそれが「I’m tired today.」のような簡単な言葉でも、“自分の言葉”として英語を使った経験は、確実にあなたの力になります。
焦らなくて大丈夫。

「間違えても伝わればOK」という気持ちを忘れずに、あなたらしいペースで歩んでいきましょう。
はるちゃん先生といっしょにね。
次回予告:
英語を話す自信が少し芽生えたら、次は「習慣の力」でスピーキング力を育てていきましょう!
次回の記事では、
『話す英語』はこう育てる!独学でスピーキング力を伸ばす5つの習慣
をテーマに、日常に取り入れやすい具体的な方法をご紹介します。
「何をしたらいいか分からない…」という方にも役立つ内容になっていますので、お楽しみに!