こんにちは、今日も英語勉強中のはるちゃん先生です。
前回の記事「大人の英語やり直し|今こそ英文法を学び直すべき7つの理由」では、なぜ今、英文法を学び直すのが大人にとって価値あることなのかをご紹介しました。
「やっぱり私も、もう一度ちゃんと英語に向き合ってみたい」
そう思ってくれた方がいたら、とっても嬉しいです。
でも、実際に始めようと思っても――
「忙しくて時間がない」「続けられるか不安」そんな声が聞こえてきそうです。
そこで今回は、
「1日たった10分でOK!しかも1ヶ月続ければ変化が見えてくる」
そんな、やさしくて実践的な英文法の習慣化勉強法をご紹介します。
完璧じゃなくていい。
少しずつ、でも確実に前へ進める方法、見つけてみませんか?
1日10分でも、英文法はちゃんと身につく?

「英文法って、まとまった時間を確保しないと意味がない」
そんなふうに思っていませんか?
英文法っていう言葉、きちんとしたお勉強の匂いがプンプンするワードですもんね。
確かに学生時代は、1時間、2時間と机に向かって勉強していたかもしれません。
でも、大人の私たちには、家事や仕事や子育てなど、やることが山ほどあります。
だからこそ、短時間でも“続けられる形”で学ぶことが大切なんです。
実は、語学には「短時間×継続」が一番効く
英語を身につけるために最も重要なのは、「毎日少しでも英語に触れること」。
これは脳科学でも証明されていて、脳は繰り返し入ってくる情報を「重要なもの」と認識し、記憶に残す性質があります。
つまり、10分でも「毎日」英文法に触れることができれば、30分を「週1回だけ」やるよりも、はるかに定着しやすいというわけです。
第二言語習得の研究でも「少しずつ繰り返す」学習がベスト
言語学習の専門家(第二言語習得理論)も、「無理のないインプットを、日々繰り返すことが語学習得の鍵」と言っています。
英語を習得するには、量より“習慣化と反復”。
これは子どもだけでなく、大人にも当てはまります。
忙しいからこそ「10分」が現実的で意味がある
1日10分なら、忙しい毎日でも続けられそうですよね。
お昼のテレビやSNS時間を減らして、とか、洗濯機が回っている間、とか、お鍋をコトコトさせている間、とか。。
その10分が、「今日もできた!」という小さな達成感が自信につながります。
たった10分。だけどそれが、明日の「英語がわかる」に変わっていく。
それが、習慣としての英語学習の力なんです。
英語ゼロからでも大丈夫!1ヶ月で感じられる小さな変化たち
「学生のころから英語が苦手で、be動詞も忘れてしまった…」
「中学レベルですら怪しい…」
そんな方でも、大丈夫。
ここで紹介するのは、“英語ゼロ”の状態からスタートしても十分に実感できる変化です。
英語が得意じゃなくても、むしろゼロからだからこそ、伸びをはっきり感じやすいんです!
【1週目】英語への“拒否反応”が薄れてくる週
- アルファベットやbe動詞、I am / You are などの基本表現に触れることで、「英語って、思ってたより取っつきやすいかも」と感じ始めます
- 「なんだか見たことあるな」「あ、これ知ってるかも」という“うっすらとした記憶”がよみがえる
得られる感覚: 英語が“よその言語”ではなく、“ちょっとずつわかる言葉”に変わってくる
【2週目】「間違いに気づける」がうれしい週
- 練習問題やアプリで「三人称にはsがいるんだった!」「この語順、変だな」と、自分で文法ミスに気づける瞬間が出てきます(例:”He eat an apple.”←動詞にsを付け忘れた!)
- 今までは「なんとなく読んでいた文」に、ルールが見えてくるように
得られる感覚: 「ルールを意識して読める・書けるようになってきた!」という手応え
この時期が一番、“英語って面白い”と思える転換点です
【3週目】「ちょっと言える/書ける」が現れる週
- 短くて簡単な文(I like cats. / She is a teacher.)を自分で書いたり、言ったりできるように
- 以前なら黙っていた場面でも、「これなら言えそう」と感じる瞬間がある
- 英作文やアプリの回答で、「考えなくても言葉が出た!」という日が出てくる
得られる感覚: 英語が「受け身の知識」から「使える道具」に変わり始める
この週を過ぎると、英語が少し“自分の一部”に感じられます
【4週目】「ちょっとわかる私」がうれしい週
- 自分が言えた英文に「うん、これ正しい気がする」と納得できるようになる
- 「もっと覚えたい」「もっと話せるようになりたい」と自然に感じる
- 「なんか英語、楽しくなってきたかも」が芽生えはじめる
得られる感覚: 勉強が「義務」ではなく「自分のための時間」になっている
ここまで来たら、もう英語はお友達。
1ヶ月後、あなたの中で起こる“本当の変化”
- 英語に対する「不安」が「好奇心」に変わっている
- 「どうせ私には無理」が「もしかしていけるかも」に変わっている
- そして何より、「私、ちゃんと続けられた!」という自信が手に入っています
「英語が苦手なわたし」から「英語が好きなわたし」への変化は、小さいようで実はものすごい変化です。
その先に待っている、もっとわかる未来へ
お気づきのとおり、1ヶ月で得られるのは完璧な文法力ではなく、「やれば少しずつ前に進める」という確かな手ごたえです。
「意味がつかめてきた」「ちょっと書けた」
そんな実感の積み重ねが、やがてもっと自由に読んだり話したりできる力につながっていきます。
たとえば、
- 英語の短い記事がすんなり読めたり
- 自分の気持ちを短い文で伝えられたり
そんな日常が、確実に近づいています。
英語は、やった分だけ応えてくれる。
そのはじめの一歩を、今、あなた自身の”手”で踏み出しましょう。
1日10分×1ヶ月のおすすめ勉強法5選

全部を毎日やる必要はありません。
「今日はどれにしよう?」と気分で選ぶだけでOK!
「完璧にやらなきゃ」じゃなくて、「ちょっとずつ続けてみよう」でいいんです。
【1】本+練習問題+音読(理解と記憶のゴールデンコンビ)
文法書で学んだ内容を「ふーん、そうなんだ」と読むだけで終わらせず、すぐに練習問題で試してみましょう。
間違えても大丈夫。
「なるほど」と納得したら、今度はその例文を声に出して読んでみてください。
例えば「He plays the piano.」という文を、声に出して3回読みながら「三人称にはsがつくんだ」と体にしみこませる。 解説→問題→音読、のセットは短時間でも効果大です!
【2】アプリで反復練習(スキマ時間の相棒)
スマホにお気に入りの文法アプリを入れて、待ち時間や家事の合間にタップするだけ。
1回5〜10問だけでもいいので、とにかく“毎日続ける”ことを大切にしましょう。
例えば料理中に3問、寝る前に2問、それだけでも立派な学習です。 「何をやるか」よりも、「やった事実」が自信につながります。
【3】ミスノートで「自分だけの弱点対策」
間違えた問題をそのままにせず、ノートやメモに記録しておくと、苦手ポイントが見える化できます。
そこに解説を書き加えたり、次の日にもう一度解き直すだけでも、理解がグッと深まります。
例えば、「三単現sを忘れがち」と気づいたら、sを付けた例文を3つノートに書き出してみる。 弱点が“自分のための学び”に変わる瞬間です!
【4】自分で例文を作ってアウトプット
文法をインプットしたら、それを使って「自分ごと」にしてみましょう。
「I like cats.」のように自分の趣味を書いたり、「My son goes to school.」など家族のことでもOK!
声に出すだけでなく、ノートに1日1文、自作の英語を書き残すと達成感があります。 翌週に見返すと、自分の成長を実感できますよ。
【5】「できたこと」を1行メモにする(習慣の見える化)

どんなに小さなことでもいいので、「今日やったこと」を1行でメモする習慣をつけましょう。
「三単現を覚えた」「5問解いた」など、簡単な言葉でOKです。
それをカレンダーやノートに積み上げていくことで、「継続できている私」が目に見えるようになります。 英語の上達と同時に、“自分への信頼感”も育ちます。
補足:王道スタイルも大歓迎!
「毎日コツコツ派」の方には、文法ドリル1冊を1日1ページずつ進めていく方法もおすすめ。
進行状況が目に見えてわかるので、達成感が得られやすいです。
30日で1冊終える!という小さなゴールが、あなたのモチベーションになります。
あなたらしく選んでOK!
英語学習は、“こうしなきゃ”じゃなくて、“こうしたい”で選ぶ方がうまくいきます。
10分間、あなたのペースで。
無理なく、でも着実に、あなたの中に“英語の土台”ができていきます。
続けるための3つのコツ|完璧じゃなくて大丈夫
英語の勉強を始めるとき、「続けなきゃ」「サボっちゃだめだ」と思ってしまいがちですよね。
でも、完璧を目指すと、むしろ続かなくなってしまうこともあります。
だからこそ、まずは「やさしい続け方」を知っておくことがとても大切です。
英語学習は、“がんばりすぎないこと”が、長く続けるコツでもあるんです。
① 「できない日」があっても大丈夫
忙しい日、体調が優れない日、やる気がどうしても出ない日…そんな日は、何もしなくてOKです。
大切なのは、「できなかった」ことを責めないこと。
できなかったら、その日はお休み。次の日にまた戻ればいいだけです。
「あ〜今日はムリだった。でも明日またちょっとやってみよう」
そのゆるさが、継続のいちばんの味方です。
これ、本当!とはるちゃん先生も実感しています。
毎日絶対に続ける!と意気込んでいると、一回止まると「や~めた」になってしまいがち。
何とか必死に続けても、楽しくないんです。苦行。なんのために頑張ってるかも見えなくなってきます。
でも、長い目で見て継続していこうってどっしり構えて、
「今日はおやすみ。また明日がーんばろ」
って気持ちよく休むと、また次の日は頑張れるものです。
(大きな声では言えませんが、はるちゃん先生は3~4日に1回は休んでます)
② 週に1回、ふり返るだけでいい
毎日ふり返りを書くのは大変でも、週に1回だけ「今週どうだったかな?」と振り返る時間を作ってみましょう。
- どんなことができたか
- どんな時にやる気が出たか
- うまくいかなかったときは、どうすればよかったか
そんなふうに考えてみると、「あ、意外とできてたかも!」と気づくこともあります。
週末のリラックスタイムに、ノートを見返して「私、今週もよくがんばったね」と自分をほめてあげると、次の週もがんばれます。
③ やる時間・場所を“決めておく”
英語を習慣にするには、「やる内容」だけでなく、「いつ・どこでやるか」を決めておくことが意外と効果的です。
たとえば、
- 「朝コーヒーを飲みながらアプリ5問」
- 「お昼ご飯のあとに10分だけ文法本」
- 「お風呂の前に1~2問だけ問題集」
こうして「時間と場所を固定」するだけで、学習が“特別なこと”ではなく、生活の中のルーティンになっていきます。
習慣は“気合”で作るものではなく、“きっかけ”と“流れ”で育てていくもの。
「やる時間と場所」をセットにして決めておくと、迷いなく始められます。
無理なく続けたいなら、勉強の前に「いつ・どこで・どれだけやるか」だけでも決めてみてくださいね。
まとめ|1日10分の積み重ねが、自信につながる
最初はきっと、「こんな短時間で意味あるのかな?」と思うかもしれません。
でも、英語学習においては、“少しでも毎日続けること”が、何よりの近道です。
1日10分。
短く見えても、それは確実に「英語がわかる自分」へとつながる道です。
たとえば1か月後、こんな変化が待っています:
- 短い文なら自分でつくれるようになった
- アプリの問題に迷わず答えられるようになった
- 文法書を開くと「前よりわかる気がする」と思えた
大きな成果じゃなくていい。
でも、「ちょっとできた」が積み重なると、自信がふっと芽を出すんです。
やった分だけ、ちゃんと前に進めている。
だから、大人の英語やり直しこそ、ムリせず、でも確実に続けられるやり方で。
“毎日10分”という味方を、自分の中に育てていきましょう。
あなたの小さな一歩が、未来の英語力につながっています。
次回予告|初心者でも安心!やり直し英語にぴったりの文法書をご紹介

「よし、1日10分続けてみようかな」と思えたあなたへ——
次に気になるのは、「どんな教材から始めればいいの?」ということではないでしょうか。
英語の文法書って、種類が多すぎて選ぶのもひと苦労ですよね。
特に「大人のやり直し英語」には、わかりやすくて、やさしく寄り添ってくれる本を選びたいもの。
そこで次回は、「やり直し英語におすすめ|文法が苦手でもスッとわかる大人の英文法本3選」をお届けします。
どの本もはるちゃん先生が本当に気に入っている本たちです。
「これなら私にもできそう」と思える1冊に出会いに行きましょう、はるちゃん先生といっしょにね。