こんにちは、今日も英語勉強中のはるちゃん先生です。
以前、海外の会社の仕事を請け負っていた時に、その仕事を始めた当初はジャンジャン来る英語のメールを読むのが一苦労でした。
今でも友人から英語のメールが来るといささかの緊張感を覚えたりします。
でも、英語をすらすらっと読めるって憧れますよね。
英語の本やニュースを読んでみたい…
と思いつつ、いざ目にしてみると、
単語が分からない、文の構造が難しい、全部訳さないと意味がつかめない…
と、挫折してしまった経験があるのは、はるちゃん先生だけじゃないはずです。
それで、今回の記事は、
英語の勉強はしたい。でも、読むのが一番苦手
という方に向けて、英語初心者さんでも、少しずつ“読めるようになる”方法と”無理なく続ける”英語リーディング習慣化のコツをご紹介します。
この記事を読むと、
英語を読むハードルが下がる!
はず!?
英語のリーディング練習にはどんな種類があるの?どんな人におすすめ?

英語のリーディング練習には、実はいくつか練習方法があります。
まずは、ごくごく簡単に説明しますね。
精読(せいどく / Intensive Reading)
特長
一文一文をじっくり丁寧に読む方法
文法構造や単語の意味をしっかり理解することが目的
こんな人におすすめ
英語の文のルールがよくわからない人
正しい文の読み方を身につけたい人
具体例
「This is a pen.」を「これは/です/1本のペン」と分解してしっかり理解する
多読(たどく / Extensive Reading)
特長
わからない単語があっても、辞書を使わずどんどん読み進める読み方
大量に読むことで、自然に英語のパターンに慣れていく
こんな人におすすめ
辞書をひくのが面倒で続かなかった人
英語を英語のまま理解したい人
具体例
簡単なニュース記事を、意味が100%わからなくても気にせず読み進める
音読(おんどく / Reading Aloud)
特長
英文を声に出して読むことで、英語の語順やリズムを体に覚えさせる方法
理解力だけでなく、発音やリスニング力の強化にも効果あり
こんな人におすすめ
英語の語順がつかみにくい人
英語を“感覚的に”身につけたい人
具体例
好きな英語の本や記事を、1日1段落だけでも声に出して読む
シャドーイング(Shadowing)
特長
音声を聞いた直後に、まねして声に出して読む練習法
英語の音・スピード・イントネーションをそっくりそのまま再現する
こんな人におすすめ
リスニングとリーディングを同時に伸ばしたい人
発音や抑揚にも興味がある人
具体例
英語の音声を聞きながら、1〜2秒遅れで真似して声に出す
英語初心者におすすめのリーディング練習法3選とおすすめする理由
ざっくり、リーディング練習の種類はわかりました。
でも、一番知りたいのは、
どれが英語初心者さんに向いているか、
ですよね。
ズバリ!はるちゃん先生がおすすめするリーディング練習法を3つご紹介します。

多読(たどく)|まずは“読む量”を増やすことから
はるちゃん先生の経験上、「慣れる」ってとても大事。
最初に書いた海外のお仕事のメールですが、仕事を始めた当初は英語を見るたびに「うっ」となっていたのが、毎日目にしているうちに「あ、また来てる」と慣れてきたんです。
なので、毎日英語を目にして読むことで心理的なハードルが下がってきます。
具体的なやり方
自分のレベルより「ちょっと簡単」な英語を選ぶ(例:News in Levels)
毎日1記事読む(1分〜でOK!)
多読の良いところ
・辞書なしでOKだから、ストレスが少ない
→単語がわからなくても、「なんとなく」で先に進めるので、初心者でも続けやすいんです。
・たくさん読むことで、“英語の感覚”が自然に身につく
→ 文法や語彙を完璧にしなくても、繰り返し目にすることでパターンとして覚えられます。
・成功体験が得られやすい
→ 「最後まで読めた!」「なんとなく意味がわかった!」というプチ達成感が積み重なって自信になっていきます。
スラッシュリーディング|語順で英語を“そのまま”理解する練習
英語と日本語では文法が違うので、英語の語順に慣れるのは大事。
スラッシュリーディングは、日本語に訳すのではなく、英語の語順でそのまま理解する脳の回路をつくるトレーニングです。
具体的なやり方
例:This is / a picture / of my family.
→「これは/1枚の写真/私の家族の」
英文を「/」で区切って、意味のかたまりごとに読む
スラッシュリーディングの良いところ
・英語の語順に慣れることができる
→ 「英語=日本語に訳すもの」という固定観念を崩し、英語を“そのまま理解”する力が育ちます。
・1文を分けて読むことで、意味がつかみやすくなる
→ 長い文も小さな意味のかたまり(チャンク)にすれば、初心者でもスッと読めます。
・文法や語彙の勉強が苦手な人でも、体感的に読解力がアップする
→ 難しい理屈より「読めた感覚」を優先したい初心者にぴったり!
音読|目と耳と口を使って、英語を体にしみこませる
小学校の時、国語の教科書を読む練習ってありましたよね。
教科書を毎日1ページ声に出して読むあの時間。
正直、面倒くさいと思っていたけれど、毎日続けるうちに自然と漢字が読めたり、文章がスラスラ出てくるようになったり、話の流れもいつの間にか頭に入っていました。
実はこの“音読の力”、英語の学習でもとっても効果があるんです。
具体的なやり方
多読で読んだ簡単な英文を、声に出してゆっくり読む
同じ文を何回か読む
音読の良いところ
・読む+話す+聞くを同時に使うから、記憶に残りやすい
→ 英語に触れる五感が増えることで、頭に入りやすくなります!
・発音やリズムが自然と身につく
→ 「なんか読みにくい」を「自然に口に出せる!」に変える練習になる
・1人でもできる&スキマ時間でOK
→ 朝の5分・夜の寝る前など、手軽にできて習慣化しやすいです。
多読・スラッシュリーディング・音読は、初心者にとって
- 挫折しにくく
- 感覚的に学べて
- 成果を感じやすい
理想的なスタートアップ練習法です!
英語初心者におすすめの無料のリーディング素材 3選
英語初心者さんが取り入れやすいリーディング練習法が分かったところで、無料で使えるリーディング素材を厳選してご紹介します。
どれも「やさしい英語」「短時間OK」「辞書なしでも読める」素材なので、これから英語を読み始めたい人に最適です!
News in Levels
優しい英語で書かれた世界のニュース記事です。
記事はすべて3つのレベル(初級~中級)で用意されているので自分のレベルに合わせて選べます。
音声もついているので、シャドーイングや音読にも使えます。
1記事1~3分で読めるのでスキマ時間にぴったり。
「ニュースで英語を学びたい」「1日1記事の多読習慣をつけたい」という方におススメです。
The Fable Cottage
有名な童話(赤ずきん、三匹のこぶたなど)がやさしい英語で再構成されています。
こちらも音声付きなので、シャドーイングや音読に使えます。
かわいい挿絵も豊富についていて、感覚的に読みやすいです。
「ストーリー性のあるものを読みたい」「懐かしい話で英語に触れたい」人にぴったり!
https://www.thefablecottage.com/languages/english
ESL Fast – Easy Reading
日常英会話に近い短い英語ダイアログやストーリーを楽しめます。
こちらも各ストーリーに音声がついています。
ストーリーに沿った穴埋め問題などもあるので、「今日はちょっと真面目に英語をやってみようかな」という気分のときにも活用できますよ。
無理なく続ける英語リーディング習慣化のコツ

英語のリーディング練習法と素材はわかりました。
あとは、忙しい生活にどう取り込んでいくか、です。
30〜40代は、家事・育児・仕事・自分時間のバランスをとるのがとても大変。
だからこそ、英語リーディングは「生活に寄り添った形」で取り入れることが成功のカギになります。
先ほどの無料教材を活かした1日の流れに合わせたリーディングの取り入れ方をご提案しますね。
時間帯 | 所要時間 | 学習法 | 教材 |
---|---|---|---|
朝 | 10分 | 多読 + 軽めの音読 | News in Levels |
午前 | 10~15分 | スラッシュリーディング + 丁寧な音読 | 朝の記事の復習 |
午後 | 5~10分 | 多読(ストーリーを楽しむ) | the Fable Cottage |
夜 | 5~8分 | 音読 + シャドーイング | ESL Fast / News in Levels |
まとめ
今回の記事では、
英語の文章を読めるようになりたいけど、どうすればいいかな、
と感じている方に向けて「英語初心者さんにおすすめのリーディング練習法&素材と習慣化のコツ」をご紹介しました。
・多読
・スラッシュリーディング
・音読
忙しい毎日の中でも「英語が読めた」という感覚は、自信につながっていくものですよね。
“続けられるやり方”が、いちばん正しい英語の学び方。
あなたの暮らしにちょうどいいリーディング習慣、今日から取り入れてみませんか?
はるちゃん先生といっしょにね。