1年ぶりにTOEIC L&Rテストを受けてきました。
今回の目標は900点。結果は――
895点!
…あと5点、届きませんでした(笑)
悔しいけれど、なんだか笑えてしまうこの「惜しい」感じ。
とはいえ、TOEIC受験を思い立ってから約1ヶ月の集中学習で、+75点アップ(2024年5月受験時との比較)できたのは大きな収穫です。
試験当日は緊張でふわふわした感覚があったり、Part1・2ではブリティッシュ英語に少し戸惑ったりもしましたが、Listeningでは高い正答率をキープ。Readingでは次への課題も見えてきました。
今回はこの結果報告とあわせて、半年後に950点を目指すための勉強方針をお届けします。
こんにちは、今日も英語勉強中のはるちゃん先生です。
去年の受験は820点で終了。
そのあとしばらくTOEICから離れていましたが、「もう一度挑戦してみよう」と思い立ち、今回1年ぶりに受験しました。
勉強期間は約1ヶ月。1日1〜1.5時間を捻出し、苦手パートを中心に対策。
本番では目標の900点にほんの少し届かず、でも成長を実感できる内容でした。
今日はその結果と、見えてきた課題、そして次に向けた作戦についてお話します。
- 試験当日の振り返り(緊張・ブリティッシュ英語など)
- パート別正答率と公式スコア証明書の分析
- 半年間で950点を目指す勉強方針
- TOEICスコアが800〜900前後で伸び悩んでいる
- 短期間で900点超えを目指したい
- 950点レベルの勉強計画を知りたい
- 語彙力・文法力をさらに高めたい
TOEICテストの結果報告
895点の内訳と伸び幅
今回のスコアは Listening 465点 / Reading 430点。
前回(2024年5月)は Listening 445点 / Reading 375点 だったので、
- Listening:+20点
- Reading:+55点
- 総合:+75点
特にReadingの伸び幅が大きく、1ヶ月の集中学習がしっかり成果に結びつきました。
当日の空気と自分のコンディション
会場に着いた瞬間から、「あ、1年ぶりのこの緊張感…」という独特の空気を感じました。
リスニングが始まる直前には、心拍数が上がっているのが自分でもわかるほど。
前回は“現在地を知るため”の受験でしたが、今回は目標点数900点を決めて挑んだ分、プレッシャーが増していました。
Listeningパートの“あるある”
Part1・2では、冒頭からブリティッシュ英語の発音に少し戸惑いました。
「え、今なんて言った?」と頭の中で聞き返してしまい、反応がワンテンポ、いやツーテンポ遅れる場面も。
あの“聞き慣れない音の壁”は、普段アメリカ英語に慣れていると本当に手強い…。
Readingパートの“時間の魔物”
ReadingではPart5・6に時間をかけすぎたせいで、Part7後半の複数文書問題に突入した時点で残り時間はわずか。
「あ、これ全部読むの無理だ…!」と一瞬頭が真っ白になり、結局ざっくり読みでの解答に。
ただ、不思議なもので「時間がない」と焦り出すと読むスピードが急上昇(笑)。
読み飛ばしは多かったものの、「このスピード感を最初から出せばよかった…」と、試験中に反省モードにも入るのも、TOIEC”あるある”でしょうか。
スコアを見た瞬間の気持ち

数日後、オンラインでスコアを確認。
「895」という数字が目に入った瞬間、思わず天を仰いで「あと5点…!」。
おそらくたった1問のミスが、この5点に響いたはずです。
小さいけれど大きな1問。悔しさと笑いが入り混じった瞬間でした。
とはいえ、1ヶ月で+75点は十分な成果。
「この5点、ネタにできるな」とすら思えてきて、気持ちはすぐ前向きに。
今回の経験は、次のステップ――半年後の950点チャレンジに必ずつながります。
TOEICスコア分析|パート別正答率と弱点
TOEICの成績表には、パートごとの正答率だけでなく、能力別の分析(Percent Correct of Abilities Measured)が載っています。
これを見ると、自分の強みと弱みがはっきり見えてくるんです。
パート別の正答率
- Part1:83%
- Part2:96%
- Part3:90%
- Part4:97%
- Part5:87%
- Part6:81%
- Part7a:97%
- Part7b:84%
こうして並べると、Listeningパートは全体的に安定して高い正答率をキープできています。
一方でReadingは、Part6とPart7後半(複数文書問題)がやや弱め。
能力別分析で見えたこと
強み
- Listening全体の安定感(短文・長文問わず高得点)
- 文法理解(95%)
- 長文読解の中で具体的な情報を探す力(89%)
Listeningでは短い会話から長いナレーションまで、情報を正しくキャッチできていました。
特に文法の正答率が高いのは、この1ヶ月の文法強化がしっかり効いていた証拠です。
弱み
- 語彙力(80%)
- Part6(文挿入・語彙問題の複合パート)
- Part7b(複数文書の読解)
- Listening長文での推測問題(81%)
語彙はReadingだけでなくListeningにも影響します。
知らない単語や表現が出てくると、推測に頼らざるを得ず、その分スピードも落ちる…。
Part6は特に語彙+文脈理解の複合力が問われるため、ここを底上げすることでPart7にも良い影響が出そうです。
今後の課題
まとめると、今後の課題は、
- 語彙力の底上げ(Reading・Listening両方の安定感アップ)
- Part6の正答率向上(文挿入や語彙問題の精度アップ)
- 複数文書問題のスピードと正確さの両立
この3つを重点的に鍛えることで、半年後の950点にグッと近づけそうです。
今後の勉強方針(半年間のロードマップ)

次なる目標スコアは950点。
ただし、いきなり満点近くを狙うのではなく、まずは通過点として920点を目指します。
今回の895点から+25点は現実的な目標、そして+55点で950点を狙うステップアップ方式です。
1. 語彙強化(意味+語法)
使用予定教材:金のフレーズ、キクタンTOEIC


- TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズはTOEIC頻出単語を短期間で押さえるのに最適。1日30〜50語ペースで繰り返し、1周目はざっくり意味を把握、2周目以降で例文とセットで覚えます。
- 【音声DL付】キクタンTOEIC(R) L&Rテスト SCORE 990は耳から覚えられるので、ウォーキングや家事中にも活用。音と意味を同時に入れることでListeningにも効果。
狙い: Part5・6の精度アップ、Part7後半の読解スピード維持、Listeningでの未知語減少。
2. 文法瞬発力強化
使用予定教材:TOEIC文法でる1000問、文法特急

- TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問はPart5対策の鉄板。文法問題を大量に解き、正解パターンを体に染み込ませます。
- 1駅1題! TOEIC L&R TEST 文法特急は1セット短時間で解けるので、隙間時間のトレーニング用。特に苦手分野(時制、関係詞、語法など)を繰り返し。
狙い: Part5の時間短縮→Part6・7に時間を回せるようにする。Reading全体の安定感アップ。
3. Part7b(複数文書)の演習

- 公式問題集や精選模試で、複数文書問題だけをピックアップして集中練習。
- 1セットを10分以内で解き、徐々に8分→7分と短縮していきます。
- 「設問の種類別に先読みのコツ」を研究し、情報検索のスピードを上げます。
狙い: 後半の失速防止、正確さとスピードの両立。
4. Listening長文の推測力+ブリティッシュ耳慣らし
- BBC Learning Englishの短いニュース・インタビューを毎日3〜5分聞く。
- 公式問題集のブリティッシュ音声を抜き出してリピート再生、発音のクセやリズムを耳に馴染ませる。
- 聞き取れない箇所はスクリプトを確認し、「意味の推測」を練習。
狙い: Part3・4の推測問題正答率アップ、Part1・2での迷いを減らす。
半年間の学習ロードマップ表
上記を踏まえて学習ロードマップを作ってみました▼
月 | 学習の重点 | 使用教材・アプリ | 目標 |
---|---|---|---|
1か月目 | 文法の総復習(Part5・6対策) | でる1000、文法特急 | 文法正答率95%以上 |
2か月目 | 語彙力強化(TOEIC頻出) | キクタン | 語彙正答率85%以上 |
3か月目 | リスニング耳慣らし | 公式問題集、TEDシャドーイング | Listening 470点目標 |
4か月目 | 実戦模試で時間配分練習 | 公式問題集 | Reading 440点目標 |
5か月目 | 弱点補強&総仕上げ | 間違いノート見直し、AI復習 | 総合スコア940点目標 |
6か月目 | 本番1か月前総合対策 | 公式問題集、過去の全復習 | 本番で950点を狙う |
パート別課題と対策表
パート | 今回の正答率 | 改善ポイント | 対策方法 |
---|---|---|---|
Part1 | 83% | ブリティッシュ英語慣れ | BBCニュース・IELTSリスニングで耳慣らし |
Part2 | 96% | 維持 | 毎日短文リスニング |
Part3 | 90% | 長文の設問先読み精度UP | TOEIC教材公式アプリで耳慣らし |
Part4 | 97% | 維持 | 模試で実戦感覚キープ |
Part5 | 87% | 文法の反射力強化 | でる1000・文法特急 |
Part6 | 81% | 語彙+文脈把握 | キクタン+文挿入問題特訓 |
Part7 | 84〜97% | 後半の時間配分 | 模試で時間管理練習 |
まとめ|次のステップへ向けて

今回のTOEIC L&Rでは、短期集中の学習でもスコアをしっかり伸ばせることを実感しました。
1ヶ月の集中で+75点は決して偶然ではなく、「課題を分析して、それに合った勉強法を選んだ」ことの結果です。
ただし、Listeningではブリティッシュ英語への一瞬の戸惑いや、ReadingではPart5・6に時間をかけすぎてPart7後半が慌ただしくなったなど、課題も明確になりました。
これらは半年後の試験までに必ず克服すべきポイントです。
今後は、まずは920点を通過点に据え、その先の950点を視野に入れる計画で進めていきます。
語彙力アップと文法力の定着を軸に、Listeningでは幅広い発音に対応できる耳をつくる練習も継続予定です。
TOEICは、たった数点の差で気持ちが大きく揺れるテストです。
今回は「あと5点…!」という悔しさと笑いが同時にこみ上げてくる結果でしたが、この感情こそが次への原動力になると思っています。
同じように目標まであと少し届かない、という経験をした方もきっと多いはず。
その「惜しい!」を笑い飛ばして、次に向かう気持ちを一緒に育てていきましょう。
はるちゃん先生といっしょにね。